Written by Manabu Bannai

有名な「DeFiプロジェクト」を8つ紹介します【初心者にも優しい解説】

こんにちは、マナブです。
先週に引き続き、DeFiの解説をします。

まだ前回の記事を読んでいない方は「DeFiを理解するための基礎ガイド」をご覧ください。こちらを読んでからの方が、情報の入りが深くなるはずです。

本記事で紹介するプロジェクト

上記を詳細に解説してきます。

これらを理解すると、間違いなく「DeFiに、かなり詳しい人」になれます。しかし文量が多いので、精読すると「15分ほど」かかるかもです。

とはいえ、精読に値する価値があるはず。DeFiの世界を、ご案内します。

DeFiのプロジェクトを紹介していく【中級編】

ここからの内容は「中級編」となります。
ちょい難しくなるかもですが、焦らずに読んでみてください。

また、わからない単語があれば、その都度でググりましょう。僕は普段からそうしています。そうやって1つ1つを学んでいかないと、やはり力は付かないと思います。

これから紹介するプロジェクトが、DeFiでの「主要プロジェクト」です。1つずつ順番に、理解していきましょう。

その①:Maker:ステーブルコインを発行できる

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まずは「Maker」から説明します。
Makerでは「ステーブルコインの発行」が出来ます。

ステーブルコインとは、価格が安定しているコインです。基本的には「ドルと連動しているコイン」を指します。

Makerで発行されるコインは「Dai (ダイ)」と呼ばれます。この「Dai」を発行するには、クリプトを預ける必要があり、クリプトを預けた対価として、Daiが発行されます。

100円分の「Dai」を発行する方法

100円分のDaiを発行するのは、150円以上の「クリプト」を預けることが必須です。

100円を借りるなら、預けるのも100円でいいじゃん、と思うかもですが、そうでもないです。クリプトは価格変動が激しいので、多めに預けておかないと、危険性があります。例えばですが、下記のような状況です。

上記のとおり。つまり多くの人が「担保以上の借り入れをする危険性」があると、システムは破綻しますよね。なぜなら、担保以上に借りて、そのまま逃げれば良いからです。

しかし、そういった「借りパク(=借りつつ、逃げること)」を避けるために、必ず「借り入れ以上に、貸し出しをすること」が必須になっています。そして預けている資産の価値が下がったら、自動で損切りが発動します。

なお、自動で損切りする機能は「スマートコントラクト」として実行されます。スマートコントラクトとは、ある条件が起こったら、別の条件を自動で発動させる機能です。

基本的には、多めに預けるのが良い

スマートコントラクトでの「自動損切り」は「システムを正常に保つ上」では素晴らしいですが、とはいえ多くの人は「自動的に損切りされるのは、嫌だな」と思いますよね。勝手に損切りされて、その後に価格が戻ることもありますので。

なので、自動での損切りを避けるためには、基本的には「多めに預けておくこと」が重要です。例えば「ビットコインの価格変動が30%くらい」と考えるなら、仮に30%ほど価格が下落しても損切りされない範囲で、借りておけばOKです。

なお、ここでの損切りを、正確には「精算(=リクイデーション)」と呼びます。英語記事だとよく出てくる言葉なので、覚えておきましょう。

というか、何故わざわざ「Dai」を借りるの?

多くの人は「そもそも、何故Daiなんて借りるのか?」と考えるかもです。

昔の僕もそう思ったのですが、今の僕は「Daiを借りている側の人」です。理由としては、僕は「BTCやETH」を信じているからで。今後も伸びていくと思うので、特に利確する予定はないんですよね。

しかしDeFiで資金を運用するには、ステーブル系のコインがあると便利です。具体的には「Dai」とか「USDT」とか「USDC」がります。

しかしBTHは利確したくない、、、。こういった時に「そうか!! BTCを担保にして、Daiを借りちゃおう!! 」となる訳ですね。そしたら利確せずにも、ドル系のコインが手に入ります。こういったコインがあるとDeFi運用しやすいので、便利です。なお、具体的な運用方法は後述します。

DeFiの世界では、ステーブルコインが大切

ステーブルコインとは要するに、グローバルマネーです。日本のコインチェックとかだと、基本的には「日本円 (JPY)を使って、BTCなどを購入する」といったスタイルですよね。

しかしDeFiの世界には、JPYが存在しません。その代わりに「Dai」や「USDT」といったステーブルコインがあり、DeFi世界の中での「利確」とかに使われている訳です。以上が、MakerとDaiの簡単な説明です。

なお、より深くMakerについて学ぶには、まずは「CoinPost(日本語)」の記事が参考になります。また、Makerは「近いうちに、DAO化して解散する」と宣言しており、ここに関しては「Cointelegraph (日本語)」の記事が参考になります。DAOが分からない方は「DAOを理解する為の完全ガイド」をどうぞ。

※上級編:Makerではクリプトの価格変動に応じて、自動精算のスマートコントラクトが発動しますす。この仕組みについて詳しくは「Coinhouse(英語)」の記事が参考になります。

その②:Compound:お金の「貸し借り」ができる

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続いては「Compound」です。これはシンプルで「クリプトを借りること・貸すこと」が出来ます。

アプリを利用するときの画面

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上記の画像では、左側に「Aave」とか「Basic」といったコインがありますよね。これらを貸し出すことで、利息が付きます。利息は「APY」で表示されています。

また「クリプトを借りたい」という場合は、右側を見たらOKです。右側にもAPYがありますが、これが「金利」ということです。しかしAaveと同じように、一定額を貸し出していないと、借りることは出来ません。

Compoundは「DeFiの火付け役」です

Compoundは「COMP」というトークン(=コイン)」を発行しています。

このCOMPは、Compoundを使って「お金の貸し借り」をしたユーザーに配布されます。このCOMPがキッカケで「DeFiバブル」が発生しました。

COMPトークンが、大幅に値上がりした

2020年の6月に、COMPトークンがユーザーに配布されました。僕は、ちょうどこの時期から「むむ、、クリプト学習を再開しなくては…」と思ったのですが、つまりバブルの幕開けでした。

COMPトークンは「ガバナンストークン」なので、要するに「ガバナンス (政治) に参加できる権利のトークン」です。

当初は「別に、価格は付かないでしょう」と言われていたのですが、、予想に反して「大きな値上がり」となりました。そしてCOMPが値上がりすることで、COMPの開発グループが大金を手にすることになります。

そして言うまでもなくですが、ここから「トークン発行バブル」がスタートしました。今後に紹介する「Uniswap」とか「Curve」とか「yearn」といったプロジェクトは、Compoundを真似しつつトークンを発行します。すると、そちらにも価格が付き、市場が盛り上がった感じですね。

しかし、Compoundの「ユーザビリティ (=利便性)」は低下

とはいえ、、Compoundはトークンを発行したことにより、利息が高まりました。

多くの人が「なるべく大量に入金して、なるべく大量に借りる」といった行動をしたので(※こういった行動をすると、COMPの取得量を最大化できる)、利率が高くなり、つまりユーザビリティが低下しました。

なので、トークン発行の価値評価は難しいですね。純粋な動機でCompoundを使っていた人は、すこしショックだったかもです。多くの人が群がってきて、その全員は「COMPトークンという、お金」が目当てだった訳なので。しかしDeFiバブルはクリプトの存在感を高めたので、その点は素晴らしいと思います。

※補足:COMPバブルのときに「Instadapp」というDeFiアプリが活躍しました。Instadappを使うことで「Compoundにお金を貸し出す→Compoundからお金を借りる→借りたお金を、またCompoundに貸し出す→またまたCompoundから借りる」といったループを、Instadappで自動化できました。これを実行すると、COMPは大量に貰えて、つまり「ウハウハでした」ということです。

Compoundでは、預り証を運用できる

バブルを引き起こしたCompoundですが、サービスとしては優れています。まずは、下記の箇条書きをご覧ください。

上記のとおりで、ここが素晴らしい。ここでいう「預り証」は「cBTC」と表記されます。つまり「Compound+BTC」という単語を省略して、それが「cBTC」ですね。

そしてなんと、この「cBTC」を売却することができます。

この「cBTC」は「僕の預り証」でもありますが、これを他人に渡すこともできるし、売ることもできるし、捨ててもOKです。自分の手元から離れたら、その預り証の所有者に「利回り」が発生します。これって、凄くないですかね。

銀行の「定期預金」と比べてみる

銀行には定期預金がありますが、基本的に利回りが低いです。かつ「途中解約」をすると、基本的には「罰金」などありますよね。

しかしCompoundの場合だと、1秒で資金を貸出して、1秒で預り証を獲得して、その利回りは「15秒ごと」に更新されます。すごすぎです。革命です。なお15秒である理由は、イーサリアムのブロックチェーンの「確定時間」が「約15秒」だからです。

これが、つまり「コンポーザビリティ」でもあります。つまり「マネーレゴ」ですね。預り証を他人に渡したり、売ったりなど、既存金融ではできなかったことです。

リスクについても、ちょい解説

言うまでもなくですが、Compoundにはリスクがあります。

ハッキングされたら、資金が抜かれるかもです。もしくは「イーサリアムの暴落」が発生したら、例えば「イーサを担保に借金をしている人は、自動的に精算される」ということを意味します。

イーサの価値が0円なら、Compoundから借りれませんよね。なので「自動精算=損切り」です。こういったリスクもあるので、使う際には検討が必須です。

以上がCompoundの解説です。さらに深く学びたい方は、例えば「Binance Academy(日本語)」の記事が参考になります。

その③:Uniswap:お金の「交換」ができる

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続いては「Uniswap」です。たぶん「DeFi」の中では「最も有名かも」といったプロジェクトです。デザインも美しく、人気があります。

そして「Uniswap」や「Boncor(バンコール)」といったプロジェクトが「AMM」という機能を開発したので、DeFiマーケットは大きく伸びました。まずは「AMM」について解説します。

※補足:Boncor(バンコール)も素晴らしいプロジェクトですが、現状は「Uniswapの方が強い」という状況なので、Uniswapを例に解説します。気になる方は「Boncor(バンコール)」もググってみてください。

AMM = 自動マーケットメーカーとは

AMMとは「Automated Market Maker」です。日本語だと「自動マーケットメーカー」です。つまり中央に管理者がいなくても、自動的に「コインの交換」が出来ます。つまり「自動化された、株式マーケット」と考えたら分かりやすいかもです。

Uniswapの場合だと、自動マーケットメーカーの「数式」は下記のとおりです。

Uniswapという取引所は、上記の数式で成り立っています。なお、正確には、現状だと「バージョン3」が出ているので、アップデートされています。しかし、まずは基礎から学ぶことが大切なので、ここを解説していきます。


※ここからは「中学生レベルの数学の話」になります。僕としては、ここは「理解した方が良い」と思いますが、とはいえ「自分は、、数字はいいかな」という人は読み飛ばしてしまってOKです。


イメージは「プール」です

わかりやすさの為に、ドルと日本円を例にします。まずは、下記が「プールの中身」と考えてください。

ここでAさんが来て、日本円が欲しいので「1ドル」をプールに入れたとします。すると、プールは下記になります。

上記のとおり。これは中学生レベルの数学なので、理解できるはず。

繰り返しですが、Uniswapのプールは、常に「X × Y = K」です。Aさんが交換したあとのプールは「11ドル × 909 = 9999.999...」となり、つまり「数式の成立」ですね。

価格が傾いたときの対処法

もう少し深堀りします。先ほどのプール内容は下記のとおり。

上記のとおりで、ドルの価格が大きく変動していますよね。

こういった時には「アービトラージのチャンス」が生まれます。つまり「Uniswapがお得なレート」を出していたら、そこで資金を交換しつつ、別の取引所で利確するなど。

しかし実際には、世の中には頭の良い人が多く、数多くの「自動Bot」が走っています。なのでUniswapがお得なレートを出していたとしても、一般人では「稼ぐのは難しいかな」と思います。

また、上記では「1ドルが、100円→82.6円」といった巨大な変化をしていますが、実際には、ここまで大きな変化は起こりません。理由は「Uniswapのプールサイズが巨大だから」です。

巨大なプールだと、アービトラージの機会も小さくなり、より価格が安定します。正確には「下記の数式図」になります。Uniswapの「公式ブログ」より引用。

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数式の理解は面倒だと思うので、簡単にまとめます。

つまり、ある程度の小さな交換なら、価格差は大きくなりません。一般的な利用では、全くもって問題なしです。

しかし10億円とか、100億円を交換したいなら、大きな価格差が生まれ、レートが悪くなります。これをUniswapは「プレミアム」と呼んでいます。つまり大量に交換したいなら「プレミアム価格を払え」ということですね。庶民には関係ない話です。


※ここまでが「数学の話」です。これ以降は細かい数字を扱いませんので、肩の力を抜きつつ、ご覧くださいませ。


Uniswapで稼ぐ方法

補足として、Uniswapでの「資金運用」を解説します。先ほどに「プール」を紹介しましたが、このプールを自分で作ることができます。

例えば「BTC - USDT」といったプールを作り、そこで資金が交換されたとします。そういったときに「手数料収入」を得ることが出来ます。手数料収入は「0.3%」となります。

とはいえ、現状のイーサリアムがガス代が高いので、仮に運用するにしても「100万円以上」は必須かなと思います。BSCやSolana、もしくはAvalancheといったチェーンはガス代が安いので、資金が少ない場合は、これらの選択肢もありです。

※僕はBSCメインで資金運用しており、具体的な方法は「初心者向け:DeFiの始め方、完全セミナー」で解説しています。ここまで読んだ方が動画をみると、より深く理解できるはずです。動画では「パンケーキスワップ」を例にしていますが、つまり「Uniswap=パンケーキスワップ」と考えたらOKです。

ちょい補足:Uniswapの「バージョン3」について

ここは深追いしませんが、Uniswapの「バージョン3」だと、過去のバージョンよりも「利回りに対するレバレッジ」が働くようになっています。

とはいえ、2021年12月現在だと、初心者が扱うには難しいと思います。また、仮に利回りが高くなったとしても、実際には「損している人が多い」というデータもあります。

どちらにせよ、大きな資金がないと厳しい運用方法なので、気になる方はググってみてください。なお、日本語の解説では「Uniswap V3を大いに学ぶ会」という動画が良質でした。

その④:Curve:ステーブルコンの「交換」ができる

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Uniswapの競合が「Curve」です。サイトは「見づらいな…」と感じるかもですが、DeFiの中では「超有名なプロジェクト」です。

Curveは、安定運用に向いている

Curveの強みは「ステーブルコイン同士の交換」です。例えば「USDT」といったコインを持っていたとして、それを「Dai」に交換するケースです。

USDTもDaiも、どちらもドルペッグのコインです。なので価値は同じなのですが、こういった交換をするケースは、わりと頻繁に発生します。

なぜ、ステーブル同士を交換するのか

簡単な例だと「利回りが高くなるから」です。例えば、先ほどに「Compound」というサービスを紹介しましたよね。そこにコインを預ける際に、下記だったらどうしますか?

上記の場合で、自分の手元に「USDT」しかなかった場合は、それなら「交換しちゃえばいいか」と思いませんか?

Uniswapとかで「USDT - Dai」の交換プールがありますので、そこで30秒くらいで交換して、その後にCompoundに「Dai」を投入する感じです。これで利回りが増加しますよね。

Uniswapの問題点とは

ステーブルコイン同士を交換するときに、Uniswapを使うものOKです。しかし、コスパ良く交換したいなら、Curveを使うほうが良いと思います。

シンプルに「良いレート」が提示されると思います。先ほどに「Uniswapの計算式は、X × Y = K」という話をました。その一方で、Curveの計算式は、次のとおり。

上記のとおり。ここの数式は、、スイマセン、深堀りしません。このあたりを深堀りしまくると、記事が無限に終わらない為です。

簡易的な理解としては、Uniswapの計算式を改良して、かつ「ステーブルコインに特化した計算式」で最適化した、という感じです。詳細に理解したい方は「Curveのホワイトペーパー」をご覧ください。

コンポーザビリティも解説する

記事の前半パートで「コンポーザビリティ」を解説しましたよね。要するに「マレーレゴ」の概念です。Curveからは、この「コンポーザビリティ」を学べると思います。具体的には、下記のとおり。

上記のとおり。CompoundとCurveが連携していますよね。ちょい意味不明かもですが、順番に説明します。

まずCurveのプールには「cDai - cUSDC」のプールがありまして、このプールには「2つの預り証」が入っています。CompoundにDaiを預けたときの預り証と、CompoundにUSDCを預けたときの預り証です。こういったプールがあることで、預り証同士を交換できるんですよね。

どういった時に使うかというと、先ほどに解説した「利回りが高い方への乗り換え」などです。預り証を交換することで、自分に入ってくる利回りが変わるので、利回りの高い方の預り証を持っておけばOK、といった感じです。

なお、CurveはCompound以外でも、色々なプロジェクトと連携しています。細かくみていくと超難解なので、いったんはこれにて解説終了します。

※お気づきだと思いますが、DeFiを深く学ぶことで、効率的にお金を増やせます。最初は難しく感じるかもですが、僕の記事では「圧倒的に分かりやすく」をコンセプトに発信します。是非、勉強してみてください。

補足:Curveには「BTCやETHプール」もある

先ほどに「Curveはステーブルコインに特化」という話をしました。これは事実なのですが、現状はアップデートされており「BTCプール」や「ETHプール」もあります。要するに、下記のようなイメージです。

簡単に説明すると、WBTCは「ラップしたBTC」です。ラップすることで、イーサリアムのネットワークにBTCを持ち込むことができます。ビットコインを、そのままイーサリアムのネットワークで運用することは出来ません。

続いての「BBTC」は、Binance社が発行するBTCです。Curveでは、こういった「BTC同士の交換」もサポートしています。ステーブルコイン同士じゃないですが、価格としては「BTC = WBTC = BBTC」なので、価格は基本的に同じです。

続いて「ETH - sETHプール」ですが、こちらも理論は同じです。sETHとは、イーサリアムをステーキングしたときに貰える「預り証」です。これをCurveのプールで運用できます。

Curveが発行する「CRV」に関して

Curveは「CRV」というガバナンストークンを発行しています。Compoundは「COMP」を発行していますが、これと同じです。

使い方としては、その名のとおり「ガバナンス」に使われており、例えば「どういったプールを追加するか?」といった投票をするときに、CRVが使われます。投票券と同じですね。

またそれだけじゃなく、CRVは流動性プールの「インセンティブ増加 ( = 利用者のモチベアップ)」にも使われます。

例えば「ETH - sETH」のプールに流動性を入れると、そこから手数料収入があります。それだけじゃなくて、同時に「CRV」も貰える訳です。Curveに貢献することで、ガバナンストークンを増やせる訳ですね。CRVを売れば、更に儲かります。

また、もっと言うと「CRVへの投資」も可能です。

価格の乱高下が大きいですが、DeFiトークンは全体的に値上がりしています。Curveの未来を信じるなら、トークンを買っておくのもありです。

なお、これは「CompoundのCOMP」でも同じことが言えます。またUniswapもトークン発行しており、名称は「UNI」です。そして話が前後してしまって申し訳ないですが、Makerもガバナンストークンを発行しています。名称は「MKR」です。

それぞれのガバナンストークンは、プロジェクトごとに使い方や機能が異なっています。詳しく知りたい方は「各プロジェクトのトークン名」で調べてみてください。

※さらに補足:CRVには1つ特徴があり、それが「ロック期間」です。CRVをCurveに長期間ロックすることで、より多くの「CRV」を獲得できます。
しかしロックすると途中で売却できませんので、そこは要注意。なおCRV獲得を最大化するために「Convex」といったプロジェクトも出てきています。気になる方は調べてみてください。

その⑤:Balancer:DeFi用のインデックスファンド

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続いては「Balancer」です。一言でいうと「DeFi用のインデックスファンド」ですかね。僕も利用しています。

プールの中身が「自動調整 (=リバランス)」される

仕組みはシンプルで、プールの中身が変動したときに、自動的に「リバランスしてくれるプロジェクト」です。具体例を出すと、僕は「BTC - ETH -USDT」のプールにお金を入れています。具体的には、下記のとおり。

実際にこういったプールがあります。ここにコインを入れておくと、自動的にバランスが調整されつつ、利回りが発生します。そして、BTCやETHの価格が下がってきたら、プールを解体して、USDTで買い増しするといった戦略です。

※補足:僕はBalancerを使っていますが、正確にはイーサリアムのレイヤー2の「Arbitrum」というチェーンの上にある「Balancer」で運用しています。レイヤー2の詳細は「過去記事」で簡単に解説しています。

Balancerの計算式について

先ほどに「Uniswapの計算式」と「Curveの計算式」を紹介しましたが、Balancerも別の数式を使っています。具体的には、下記のとおり。

上記ですが、スイマセン、僕も理解していません。ホワイトペーパーを熟読したら分かるのかもですが、いったん諦めています。気になる方は「Balancerのホワイトペーパー」をどうぞ。

なお、もっと全体的な情報を知りたい場合は「Balancer (BAL): The Most Versatile Automated Market Maker」の記事が詳しいです。とはいえ別に読まなくても、大半は僕の記事で解説済みです。

その⑥:Aave:お金の「貸し借り」ができる

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続いては「Aave」です。僕は普段から利用しています。基本的には「Compoundと同じ」なのですが、特殊な機能があるので紹介します。

フラッシュローンとは

Aaveを使うことで、誰でも「担保なしのローン」が使えます。所持金が0円でも、1億円とかを動かせます。これだけ聞くと「え?」という感じですよね。具体的には、次のような行動を「10秒」とかで実行します。

上記のとおり。要するに「アービトラージ」ですね。取引所に価格差があったときに、フラッシュローンを使うことで、お金を稼げます。

とはいえ、実際に実行するには「イーサリアムのガス代 (=手数料)」も気にする必要があるので、そこは要注意です。素人が手を出しても、たぶん難しい領域だと思います。

Aaveの「信用委任」も素晴らしい

続いては「信用委任=Credit Delegation」を紹介します。略して「CD」と呼ばれたりします。今回は分かりやすく「信用委任」で進めますね。

信用委任を使うことで、信頼の「交換」ができます。例えばですが、僕はAaveに億単位のお金を預けています。なのでAaveからの信頼があり、かつ「借金も可能」という状況です。そこで「僕が借金しつつ、何かに投資する」といった行動を取ってもいいのですが、これを「他人に貸し出す」ことができます。

例えば僕の友人に「Aさん」が居たといます。Aさんはこれから起業を考えており、資金が必要です。そこで僕は「じゃあ、Aaveで信用委任するから、そこから借りていいよ」と話します。するとAさんは、Aaveに1円も預けていないにも関わらず、僕の信用を使って借金できます。

信用委任って、そんなに凄いの?

多くの日本人は、これだけ聞いても理解が進みづらいかもです。

例えばですが、僕の友人が「ケニア人」だったとします。超優秀なケニア人で、たまたま僕が旅行中に出会いました。彼がアフリカでの起業を考えており、しかし資金がありません。なので僕が「Aaveの信用委任」を使う訳ですね。これでケニア人の友人がお金を手にします。

こういった作業に銀行を使ってしまうと、そもそも「日本からケニアへの、銀行送金が難しい」という問題が発生します。仮に300万円くらいを送るとなったら、たぶん銀行は拒否すると思います。資金の使い道が不透明で、かつ、送り先のケニア人に信頼がないからですね。こういった問題を、DeFiやAaveが解決していきます。素晴らしい世界です。

Aaveは基本的な使い方でも便利

フラッシュローンや信用委任など、ちょい複雑な例を解説しましたが、シンプル「Aave=銀行」と考えるのもありです。下記をご覧ください。

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上記が「Aaveの貸し出し画面」ですが、利回りが高いですよね。例えば「USDT」とかを貸し出したら、年利3%です。

銀行に円やドルを預けても、そこまで増えないはず。もちろんDeFiなのでリスクもありますが、少額で実験するのもありだと思います。なお僕みたく、ほぼ「全財産」を入れるのはオススメしません。

電子マネーのプロジェクトもある

最後に、参考までに「Aave Limited」を紹介します。

Aaveのイギリス法人が「電子マネー機関」としてのライセンスを取得しました。なのでイギリス在住だと、Aaveを電子マネーとして使うことができます。

こういった動きが活発化すると、クリプトが世の中に浸透しますよね。近未来のPayPayでは、ビットコイン決済が搭載されていても、おかしくないと思います。

その⑦:yearn:DeFiのキュレーションサイト

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続いては「yearn」です。開発者の「Andre Cronje氏」は、DeFi界隈での超有名人です。個人でプロジェクトを作りまくっている天才です。

yearnは「キュレーションサイト」です

世の中には、色々なDeFiがあります。今回の記事で紹介しただけでも、数が多いですよね。かつ「UniswapとCurveとBalancerの違い」なども、深く学ばないと理解できないし、難易度が高いです。

こういった「DeFiが多すぎで、自分で管理するのが難しい」という方向けのサービスが「yearn」です。yearnには様々な「Valut (金庫)」があり、そこにお金を入れることで、運用を最適化してくれます。例えばですが、次のような感じ。

まず「その①:USDT」に関してはシンプルですね。勝手にUSDTを運用して、利回りを最大化してくれる感じです。

具体的には「USDTがAave」に貸し出せれて、そこで運用されます。Aaveに貸し出すと「AAVE」というガバナンストークンが渡されますので、それを売却してUSDTに交換して、複利で運用する感じです。

自分で複利運用してもいいのですが、AAVEは自動で「複利運用」をしてくれないので、手間が増えます。また個人的で「ガス代の最適化」をするのが大変なので、結果として「yearn」の方が利回りが向上します。

続いて「その②:Curve Aave」の説明ですが、ここがヤヤコシイ。ここに関しては、まずは下記の流れを理解していください。

Curveで運用するとなると、上記の手続きになります。しかし、預り証を「yearnで自動最適化」することで、さらに利回りが高くなります。

ここに関しては、先ほどに少し名前を出した「Convex」を理解する必要があります。要するにConvexとは、多くの人から「Curveの預り証」を集めつつ、大量に保持&ステーキングすることで、自分達のCurveでの利回りを高めるサービスです。

ここは、ちょい難しいですよね。詳しい内容は「Curve Finance’s CRV Quietly Becomes a Top-Performing DeFi Token Despite Meme-Token Craze」を読むと理解できると思います。いったんは「yearnを使うことで、みんなで投資する感じになり、利回りが更に高くなる」と考えたらOKです。

更に複雑な話(※読み飛ばしもOK)

yearnとCurveは深く連携しており、要するに「コンポーザビリティ」の話です。どういった感じで連携するかは、下記のとおりです。

上記のとおり。ヤヤコシイ話なので、スルーでもOKです。

要するにyearnといったプロジェクトは、たくさんの資金を循環されることで、自分達に「有利なポジションを作っている」ということです。ここの仕組みについて詳しくは「The Vaults at Yearn」をご覧ください。

補足:yearnのガバナンストークンに関して

yearnには「YFI」というガバナンストークンがあります。これは他プロジェクトのガバナンストークンと似ていますが、強いていうなら1つ、大きな違いがあります。

具体的には「発行枚数」です。3万6666枚しか発行されないので、希少性が高いです。そのため価格が上がりやすく、一時期は「ビットコインの価格を追い越す」という状況も生まれました。とはいえ、枚数が少ないから買うといった投資方法はオススメしませんので、こは自己判断で考えてみてください。

その⑧:InstaDApp:DeFiの簡易化&便利ツール

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というわけで、最後です。InstaDAppを紹介します。

InstaDAppは「DeFiの便利ツール」です

InstaDAppは簡単で、例えば下記ができます。

上記のとおりで、ここまで読んでくださった方なら、すぐ理解できるはず。

まず「機能①:コインの乗り換え」は、例えば「CompoundでUSDTを借りていたけど、Aaveで借りたほうが安いから乗り換える」といった行動です。手動でやってもいいですが、InstaDAppを使ったほうが「手数料の削減」に繋がります。複数の手続きを1本化してくれるので、ガス代の節約になる訳ですね。

また、細かい話ですが「スマートコントラクトでの精算 (=自動ロスカット)」が実行される前に、自動的にアラートを出す機能もあります。

続いて「機能②:フラッシュローン」ですが、ここは説明不要ですよね。Aaveの項目で説明したとおりです。画面をポチポチするだけで、フラッシュローンを組めます。

最後に「機能③:レバレッジ取引」ですが、ここも説明不要ですね。COMPが大きく値上がりしていたときは、多くの人がInstaDAppでレバレッジを掛けつつ、Compoundでの「貸し借り」をしていました。そうすることで、多くのCOMPを稼げた訳です。

シュミレーション・モードに関して

InstaDAppには「シュミレーション・モード」があります。自分のウォレットに残高がなくても、シュミレーションとして「100ETH」を使うことができます。要するに「FXのデモ口座」と同じですね。完全無料で遊べますので、気になる方は触ってみるのもありだと思います。

というわけで、、今回の記事は以上です。

めちゃくちゃ頑張りました。ここまで詳しい記事は、日本に存在しないはず。もしよろしければ、拡散などして頂けましたら嬉しいです。

後々は「スポンサー営業( = 広告獲得)をしようかな」と思っており、その為には「認知度&読者数」が大切です。拡散いただけると、とても喜びます🙇‍♂️