Written by Manabu Bannai

仮想通貨のニュースまとめ【2021年10月〜11月/時代の流れを読む】

こんにちは、マナブです。
本日は「仮想通貨のニュースまとめ」をします。

本記事の狙いについて

結論は「大局観の理解に繋がること」です。
ニュースには、下記のとおり2パターンがあります。

本記事では「木の幹 (ミキ) 」にフォーカスします。

木の枝にフォーカスしてもいいのですが、それだと数が膨大です。多くの人の時間は限られていますので、大局観を学びつつ、時代の「方向性」を理解しましょう。

約10分ほどで読めますので、時間投下の価値はあるはず。
それではさっそく、始めていきます。

※本記事は「チャプター4つ」と「10本の記事」で構成されています。先に目次を見ておくと、理解しやすくなるはず。下記が目次となります。

チャプター1:巨人の動きを観察する

チャプター2:巨大ベンチャーの動き

チャプター3:巨大チェーンの戦い

チャプター4:NFT市場の大きな流れ

それでは、さっそく始めていきましょう(`・ω・´)ゞ

チャプター1:巨人の動きを観察する

それでは、まずは「巨人の動き」から見ていきましょう。

(1) ビットコインの先物ETFが承認された

ご存知の方も多いと思いますが、ビッグニュースです。

なお、現状は「ビットコインの先物ETF」である点に注意ください。現物ETFは、理由は不明ですが、まだ承認されていません。

ビットコインのETFが承認されるメリットとは

上記のとおり。まず「その①」に関してですが、株式市場の投資家が流入する可能性が高まりますよね。

例えば僕はシンガポールで資産運用をしているのですが、ぶっちゃけ資金の移動が面倒です。国境を超えた資金移動だと、手間もあるし、手数料もあるし、大変なんですよね。

しかし証券会社の口座内で「ビットコインETF」を買えるなら、めちゃくちゃ便利だなと思います。かつハッキングリスクもなくなりますので、大きなメリットです。

続いて「その②:税制面でのメリット」ですが、ここは日本を例にすると、税金が下がる場合があります。現状の仮想通貨は「雑所得」に分類され、最大で「55%」も課税されます。日本は、かなり高い税率ですね。

しかし「ビットコインETF」が出てきたら、そこに投資することで「金融所得」になりますので、税率は「一律20%」になります。大きなメリットですね。
»参考:米国でビットコイン先物ETFが上場 - Yahooニュース

(2) Facebookが「メタ社」に社名を変更

続いては「Facebook社の社名変更」です。

Facebook社はメタバースに注力するために、社名を「Meta」に変更しました。またメタバース構築に「1兆ドル」を投資することを発表しており、大きな勝負に出ています。

個人的に気になった「2つ」のこと

まず「その①」ですが、これは「巨大な転換」ですよね。

今までのFacebookは、自社がプラットフォームを支配して、個人情報を抜きまくり、そして広告マーケットを支配する、といった方針だったはずです。ちょっと言葉が悪いかもですが、世の中からは、このように思われていたはずです。

しかしQuest(=Facebook社が開発するVRデバイス)では、Facebookアカウントとの統合が不要になり、つまり「オープンな場所を作っていく」という意思の現れだと思います。ここは評価ポイントだと思っています。

続いて「その②:プレゼンの話」ですが、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は「Composabilityの重要性」を語っています。下記の動画です。

※めちゃくちゃ長い&英語なので、興味ある方だけどうぞ。別に動画を見なくても、これ以降の記事は理解できます。

Composabilityを日本語に訳すと、それは「組み立てる可能性」です。よく分からんですよね。要するに「レゴブロック」と思ったらOKです。

現在のクリプトマーケットでは「Composability」が重要視されており、同時に「マネー・レゴ」という言葉があります。複数のアプリケーションが組み合わさり、そして双方の価値を高める。こういった世界観です。

このワードを「マーク・ザッカーバーグ氏」が言及したので、海外では評価されていました ( ※情報ソースを忘れました🙇️ )。 こういった世界観をCEOが理解しており、そこに向けて動くことは重要だと思います。これからの「Meta社」の動きに注目です。

大きな「波」が発生した

Meta社の動きから、各地に波が起こりました。

まず「アディダス」がメタバース空間に進出し、ナイキも「メタバース&デジタルファッション」の領域に参入です。

さらにMixiは「NFT事業開発」への参入を発表しており、海外の「Dapper Labs社」と提携しました。Dapper Labs社の詳細は「過去の記事」で解説しています。あとは、日本のIT大手の「グリー」もメタバースに参入すると宣言しました。

(3) SNS大手がクリプト統合に向けて行動中

続いては、下記の3社が登場します。

上記の3社が、本格的に「クリプト領域」に参入すると発表しています。

Twitter

Twitter社は以前から宣言していますが、2021年11月には「クリプトチームを作っている」と発表しています。Twitter社のCEOである「ジャック・ドーシー氏」は、ビットコインが大好きなので、今後にも期待です。

Discord

続いてDiscordは「NFTの発行機能を作っている」とツイートしました。そしたらツイートが炎上してしまい、、現状は「いったん停止」となっています。

炎上した理由は「古参のゲーマー達が反対した為」です。 しかし謎ですよね。クリプトが発達したらゲーマーの収入が上がり、かつ社会的地位も上がるはずです。しかし多くのゲーマーが反対しており、謎だなと思います。

※ここについて詳しくは「ゲームでご飯を食べる為に、今から知っておくべきこと」で解説しています。

Reddit(※海外の巨大掲示板)

Redditとは、海外の2chのようなサイトです。
しかし2chよりも遥かに質が高く、投資家からも評価されています。

このRedditが「トークンを発行する」と宣言しています。これは、めちゃくちゃ素晴らしいことです。言うならば、Wikipediaコインとかにも近いです。

今まではWikipediaを編集しても、収益は0円でした。しかし、そこにコインが発行され、価値を持つことで、それが編集者に還元されます。これを「トークンエコノミー」と呼びまして、今後の世界で発展するはず。

多くの掲示板やWebサービスも、トークンを発行してくると思います。先を進んでいる「Reddit」の動きに注目ですね。

※Wikipediaコインは、実際には存在しません。分かりやすい例え話として使いました。
※トークンエコノミーの詳細は「本日は”仮想通貨 × ランサーズ”の世界を紹介します」という記事を読むと、理解できると思います。

(4) ビットコインシティが誕生(完全無税)

続いては「エルサルバドル」のニュースです。
国自体は「メキシコの少し南」に位置するのですが、すごい国です。

まずビットコインを法定通貨した国で、さらに最近は「ビットコイン・シティ」の構想を発表しました。

なお、国の債権もビットコインで売っており、スゴいですよね笑。ここまで実行できるリーダーは、普通に素晴らしいと思います。

なお、ビットコインシティという発想は、そこまで「馬鹿げている」とも言えないはずです。というのも、最近は「マイアミ市がコイン発行」をしたり、あとはニューヨークが「ニューヨーク・シティコイン」を発行しています。アメリカの州では、こういった動きが始まっている訳ですね。

またイーサリアム創設者のヴィタリック氏は「クリプト・シティ」というブログ記事を公開しつつ、世界的な「クリプト × 国や地域」の例を解説しています。

つまり将来的には、エルサルバドルといった国が「大きな躍進」を遂げる可能性があります。今後も、こういった国や地域が増えてくると思います。

チャプター2:巨大ベンチャーの動き

続いては「巨大ベンチャー」に視点を動かします。先ほどに紹介した「巨人達」よりは小さいですが、とはいえ「無視できなほどの大きさ」だと思います。

(5) Crypto.comがスタジアムの名前を購入

Crypto.comという取引所が「ステープルズ・センター」の名前を購入しました。

ステープルズ・センターとは、アメリカのNBAで有名なスタジアムであり、1999年にオープンしました。 このスタジアムの名前が「Crypto.com アリーナ」に変わります。ネーミングライツの価格は「7億ドル=約800億円」と言われています。

※このニュースは「次のニュース」にも関連するので、いったん先に進みます。

(6) ConstitutionDAOが史上最速クラファン

ConstitutionDAOという組織が、史上最大&最速のクラファンをしました。

ConstitutionDAOとは、アメリカ憲法のNFTを購入する為に作られたDAOです。DAOとは要するに、分散型のコミュニティです。DAOについて詳しくは「DAOを理解する為の完全ガイド」をどうぞ。

集めた金額としては、1週間で「$47 million」です。50億円以上。集金はブロックチェーン上で行われ、全員が「イーサ」で支払いをしました。これは、歴史に残るニュースだと思います。

DAOがスポーツチームを買う未来

先ほどに「Crypto.comがスタジアムの名前を買った」とのニュースを紹介しました。ネーミングライツの購入とDAOを組み合わせて考えると、面白いです。下記です。

まだ先の話かもですが、あり得ると思います。なお、最近では「NBAチームを購入することが目的のDAO」も結成されています。

未来は分かりませんが、分散型の組織で、国境を超えて、巨大な人数を動員できるDAOは、組織として強力になるはずです。

チャプター3:巨大チェーンの戦い

ここからは、すこしサクサク進めます。

世の中には「イーサリアムのチェーン」や「Binanceのチェーン」や「Solanaチェーン」などがありますが、ここの戦いを見ていきます。

(7) イーサのガス代戦争が勃発+Avalanche

ThreeArrowsCapitalというファンドのCEOである「ZhuSu氏」が、2021年11月21日に、下記のツイートをしました。

ちょっと言葉が汚いですが、要するに下記です。

イーサリアムを使った人なら分かると思いますが、ガス代(=手数料)が鬼のように高いですよね。 先日にも僕もイーサリアムで資金移動をしていたのですが、移動だけで6万円くらい飛びました。意味不明です笑。

ガス代が高いことは、悪いことなのか

ここは色々な意見がありますが、ガス代が高いことは、それだけ「信頼されている」とも言えます。

信頼されたイーサの価格があがり、それに伴って「法定通貨建てのイーサのガス代」が高くなっている訳ですよね。ある意味で信頼の証です。

また、イーサリアムがガス代を減らそうと思えば、実は簡単だと思います。ブロックチェーンの「分散性」を犠牲することで、アプデが出来るはず。

しかし「分散性=耐検閲性」はブロックチェーンの「核となるの部分」なので、それが分かっているからイーサリアムは、分散性を犠牲にしないのだと思います。

なお、最近は「レイヤー2」の技術も出てきており、たぶん来年には「ガス代が高すぎる問題」も解決に近づくはずです。ガス代削減について詳しくは「本日は"ゲーム領域"の仮想通貨プロジェクトを紹介」の記事からどうぞ。

補足:Avalancheが過去最高値を更新した

イーサのガス代が高いので、他のチェーンに注目が集まっています。具体的には「Solana」や「Avalanche」ですね。双方ともに「ガス代が安く、高速」というチェーンです。

とはいえ分散性の部分では、圧倒的に「イーサリアムの勝利」だと思います。未来は分かりませんが、各チェーン間の競争は、注目ですね。

(8) アクシーが「独自チェーン」を実装した

続いては「Play to Earn (=ゲームしつつ稼ぐ)」の領域です。

クリプトゲームで最も人気のある「アクシー・インフィニティ」が、独自の「取引所&チェーン」を発表しました。これは大きな動きだと思います。

チェーンが乱立する未来について

今までのクリプト業界では、下記の理論がありました。

上記のパターンで、イーサ好きな人は「理論①」を支持して、そうじゃない人は「理論②」を考えていた感じです。

※補足:ビットコインは分野が違うので、ここでは省いています。ビットコインは「価値の保管」がメインで、イーサは「プログラムできるお金」という感じで使い道が幅広いです。

そして最近の動きを見ていると、将来的には「パターン②」になるのでは、、と個人的に思っています。

複数チェーンがシームレス(=摩擦なし)で繋がり、ユーザーとしては「果たして、自分がどのブロックチェーンを使っているか分からない」という状況です。これは良いことで、つまり「ブロックチェーンを意識しなくても、サービスを使える」ということです。

アクシーの動きを見る限りだと、未来では「複数チェーンの乱立」なのかなと思います。つまり新しいチェーンにも、大きなチャンス&伸びしろがある訳ですね。

チャプター4:NFT市場の大きな流れ

はい、という訳で、そろそろ最後です。
日本でもバズりまくりですが、NFTにも触れておきます。

(9) コインベースがNFTマーケットを発表

2021年の10月に、アメリカの大手取引所である「コインベース」が「NFTプラットフォームの発表」をしました。すると2日で「150万人以上」が「ウェイティング・リスト」に加入したようです。

現状は「NFT=OpenSeaの独占」という感じですが、2022年以降は「巨大企業の参入」が増えてくると思います。実際に「楽天」や「LINE」や「メルカリ」も動きを見せていますよね。

間違いなく巨大マーケットになりますので、動きは要注目だと思います。NFTを買ったことがない人は、まずは少額で試すのもありだと思います。

(10) セレブがBAYCを購入+担保資産の話

アメリカのコメディアン兼、有名司会者である「ジミー・ファロン氏」が、BAYCのNFTを購入しました。猿の高級NFTです。

日本だと話題になっていませんが、これは大きなニュースだと思うんですよね。

ジミー・ファロン氏は「アメリカ司会者の収入ランニングで12位」に位置しています。日本で例えるなら「所ジョージさん」とか「東野幸治さん」くらいの位置だと思います。

これだけのセレブがBAYCを買っており、それだけNFTが「メインストリームになりつつある」ということです。

NFTが「担保資産」になる話

下記のツイートをご覧ください。

上記のとおりで、要するに「NFTが、不動産のような扱いになりつつある」ということ。例えば僕は「CryptoPunksとBAYC」を所有していますが、将来的にはNFTを貸し出して、そこから借金をしようと思っています。

でも、多くの人は「え? 意味わからん」という感じですよね。簡単に説明すると「ゲーム内の用途」があると思います。

僕がCryptoPunksを貸し出すことで、ある人は「一時的にCryptoPunksの獲得」ができます。するとゲーム内で「特別な特典」が貰えたりするイメージです。もしくは、シンプルに「CryptoPunksのアバターを使いたい」といったニーズもあるはず。

また、更に話を深めると、最近は「NFTの分割」も出てきています。

例えば僕が「CryptoPunks」のNFTを分割して市場に放出します。すると利用者としては、分割したCryptoPunksを低価格で借りることが出来て、それを借りつつ、自分のアバターとして使う、などです。

現状だと「ちょっと、、意味わからない世界です」という感じかもですが、色々なプロジェクトが出てきていますので、気になる方はググってみてください。

※参考までに、最近では「MeebitsDAOが、$MBBTというトークン」を発行しました。これは「NFTの分割化」に近い発想だと思います。難易度は高めです。

というわけで、本日は以上です。
すこしでも参考になれば幸いです(`・ω・´)ゞ